文化新聞 候補者アンケート

 ①現在までの市政をどのように評価しますか。

大久保市長誕生から一年後に、多くの市民の署名も後押しとなり、長年取り組んできた子ども医療費無償化が実現した。メッツァ、横浜までの西武線乗り入れなどで『飯能市』の知名度は上がったように思う。その一方、福祉も以前より進んだ点もあると思うが、子育て世代のニーズに合っているかは疑問もある。国保税が近隣市町村に比べ高額な点も見直す必要がある。市職員の約半数が非正規雇用、短期間の配置替えなどで、疲弊しているように思う。『市長ほっとミーティング』の意義を再確認し、地域住民の提案や要望などの発言の場を設定しなかったのは、残念に思う。

 

②市長に必要な資質は何と考えますか。自信が市長にふさわしいと思う点についてもお聞かせ下さい。

 政治経験がないからこそ、市民感覚はだれよりも持ち合わせている。『政治は暮らしそのものだ』と考えているので、市民目線で弱い立場の人、声を上げることができない人たちに寄り添った市政にしていきたい。今までの施策がしっくりこないのは、女性の立場でものを考えてきたわけではないから、ということ。男女平等を唱えても、飯能市議会の女性議員は19名中5名。私が市長になることで、この先の市議の男女比も五分五分と変化していくことと思う。今後はたくさんのスキルを積んだ女性の意見を取り入れていきたい。

 

③市長就任後、真っ先に取り組みたい重点政策は何ですか。

 待ったなしの待機児童問題。八幡保育所と第一保育所が合わせて定員200名だった2つの施設が閉鎖した。代わりの新設・山手保育所の定員は150名のため、以前より50減となってしまった。4月現在、待機児童は100名にもなっている。今後は、保育所新設も考えていく。また、小・中学の給食無償化。子どもの居場所作りなど。学童保育も同様に早急対応したい。学校の空き教室をできるだけ活用し、空きがない場合は空き施設の使用も視野に入れ、子どもと保護者の負担を減らしたい。また、国保税・介護保険料の軽減にも取り組みたい。  待機児童問題についてはこちらに書きましたのでぜひお読みください。

 

④市民に身近な行政運営、開かれた市政を行うためにはどのような取り組みがひつようですか。

市民の皆さんと共に考え、共につくるまち飯能にするための重要なテーマ。そもそも行政を身近に感じていない市民の方がたくさんいるように思う。選挙の投票率を見ても関心を寄せる前に日常生活に追われているようだ。今回の市長選にも市税が使われている。前回平成25年度の市長選の支出は約1,847万円超。市政を取り入れた教育を小学校のころから学ぶことが今の時代、必要不可欠だ。高まる市政への関心は、自ずと開かれるものになる。議会にも目を向け、より市民の声が響き渡る市政に生まれ変わるはずでだ。

 

少子化対策子育て支援、待機児童解消等のためにどのような取り組みが必要ですか。

人口減少は先進国が抱える共通の問題であり、そう簡単に解決できないと認識している。『子育てするのも 飯能』、『老後を安心して暮らせるまち 飯能』とするためにはどうしたらよいのか。安心して出産、子育てができる環境が求められている。なぜ、不安なのかというとやはり家計にゆとりがないご家庭が多くある。この問題を解決していけば、『安心して暮らせる 飯能』と公言することができる。福祉を充実させ、“住みよい街“をデザインしていくには、市民の不安の声に耳を傾けていくことが優先課題となる。 ※待機児童問題に関しては、③の回答もお読みください。

 

⑥急速に高齢化が進む中、福祉や医療分野でどのような取り組みが必要ですか。

 一人ひとりを孤立させないような仕組みをつくっていくことが必須であると考える。社会福祉協議会を自立させることで、主体的に動ける組織づくりが必要。幸福追求権を守り、健康で文化的な暮らしを保証するのが政治の責任。福祉保証の充実を計っていく。

 

⑦雇用の創出や商工業発展、市税の増収策にはどのような取り組みが必要ですか。

 市民の働き方も重要に思う。企業がいわゆるブラック企業ではいけない。市民の健康、働く環境を守る取り組みが必要。また、飯能の自然は近隣周辺に暮らす人たちにも大切なものだ。開発には、十分に配慮したものでなければなりない。既存の空いたスペースをフル活用し、市内在住のクリエーターの方たちの斬新なアイデアを取り入れ、飯能ならではのものづくりを国内外に発信していく。その仕組みやデザインの提案、提供は、飯能モデルとして確立し進めていきたい。

 

⑧市域の76%を森林が占めています。山間地域の望ましい姿や活性化策をどのように考えますか。

 山間地域は今、若者が転出し、地元離れが進んでいるのが現状。一方で田舎暮らしを求め、転入する方もいる。飯能の資源を活用するには、林業の担い手の育成は必須。昔に比べ、機械化が進み、技術を習得すれば第一線で働くことが可能となる。山仕事を生業にしていたうちの祖父の時代に比べると、山の様相は荒廃の一途をたどっている。山が森を育て、水源を守っている。山が整備されれば、畑を荒らす動物たちとの距離も保てるようになる。西川材を利用促進するなど、守り育て、いかします。

 

入間川右岸地区の下畑、岩渕、阿須、落合、征矢町などに県水をブレンドして配水しています。県水の必要性をどのように考えますか。

人は水なしでは生きていけない。その上で水の問題は大変重要。県水の導入、契約のいきさつを考慮したとしても、配水対象のご家庭に対し、事前・事後の説明責任を果たさなかったことは、とても真摯な対応とは思えず、残念。現在の市の計画では、本郷浄水場は『休止・廃止』し、県水を本格的に導入しようと考えている。私はこの計画を見直し、将来を見据えた本郷浄水場の立替えを市民の皆さんと知恵を出し合い、検討する。

 

⑩2018年秋に「メッツァビレッジ」、2019年春に「ムーミンバレーパーク」のオープンが予定されている宮沢湖ムーミンテーマパーク「メッツァ」に関連し、市としてはどのような取り組みが必要ですか。

ムーミンの国・フィンランドの教育こそ、子どもたちに手渡したいものと考えている。この国の特徴として国が先頭に立って子育てを支援するプログラムがあり、親の責任だけとしない政策が確立している。しかし、今の日本の教育は先生が生徒に向き合う時間より、雑務に追われて、長時間労働を余儀なくされ、トップダウンの国の方針に現場の先生たちは、疲弊している。フィンランド教育を実践している北海道・東川町は日本一・移住したい街として有名。他県・他市からみても魅力あるまちづくりを教育から変えていきたいと考えてる。