長谷川 じゅんこ ブログ

長谷川じゅんこVoice

お財布カフェの内容をまとめてみました~

今月9月末から国会も始まる・・・、そんな中、自民党衆院解散で総選挙も来月に~!!!!!っていう怒涛の秋ですね。

 先日のみっくすじゅーす講座“お財布カフェ♪“
参加された方から、「ママが話すと“お金と政治”もとっても身近に感じることができ、わかりやすかったです~っ」と、ご好評をいただきました。
 講師のしのぶさん、パワーポイントで見やすいデータや表でスッキリまとめてくださいました。

お話しとその映像を参考に、今回講座をまとめてみました。。
私見も入っておりますが、ご了承ください。 

“お金の使われ方から、 世の中を見てみよう”
まずはお給料。みなさん、賃金上がっています!?
バブル崩壊後、めっきり下がって、20年近く上がっていません。
(20年、っていえば、生まれたばかりの赤ちゃんが、成人しちゃう!!ではないですか!!)
景気をよくするためには、どうすれば。
消費税8パーセントになった2014年4月以降、国民の消費低迷。
 自民党:給料上げてください、物価だって上がっていない。
経団連:賃上げ望むなら、社会保障費をもっと国が面倒みてよ。
 でも大企業はもうかっています。内部留保は昨年2016年末では、375兆円!!日本の国家予算一年分に匹敵する額以上です。(こんなにあるなら、もっと世の中に回したらいいのにね!!)

 

“教育について”
年々、子どもの成長が進むにつれ、教育費もあがっていきますが・・・。
国公立の授業料は、54万円から93万円に!!(2031年度試算。)
わが子のために支払う教育負担額、子ども一人当たりの教育費は
・全て公立だと、平均942万円
・全て私立の場合は、2,286万円~ナ~リ~、チャリーン¥¥¥
この中には、交通費、家賃、その他は含まれていません、あくまでも学費だけ。
子ども3人を大学まで・・・、と考えている親御さんにとっては、凹むね。国は、大学行きたかったら、奨学金制度を利用してね、借りたら利息も払ってね。
 体験談:奨学金が最近やっと返済できた!という男性、月々1万5千円を返済するのに16年。
単純に22才で社会に出て、38才で返済完了、その間にだって、車買いたいとか、免許取りたいとか、家買いたいとか、結婚したいとか、子ども欲しいとか・・・。そんな当たり前のことが果てしない夢のまた夢のように思える・・・。
(今の日本の若者に、夢を持て!!という前に、この国の教育環境を知ればそう安易に語ることはできないな・・・。)
ちなみに国は、先生の数を減らしています。だって子ども、少なくなっているし 。

 

続いて、“年金!”
私たちは年金もらえるの?
いま、年金を出ている人たちを支えているのは、現役世代:シニア=2.3人:1人。
お年寄り1人をは働く世代2.3人で支えています。
30年後、お年寄り1人を支えるのは、1.3人の人たち~~~ええ~~~~!!!!!
(そりゃそうだ!出生率も下がっている以上、多くのお年寄りを少ない世代で支えあう。今の時点ですら、かなり厳しいのに・・・。世代間支援では、到底無理な構図、貧乏な若者が、少ない収入で支えるには限度がある、金持ちの年寄りが、懐寂しい同世代を支える構図がいいと個人としてはそう思う!)
 しかも!年金は減っていく!?支給も後倒し。の、社会保障改革プログラム法。医療、介護、年金、少子化対策(待機児童対策?)?この分野に対しての、サービスが有料になる、もしくはなくなる。そして負担が増える~~~!!!、こんな法律がすでに決まっちゃってます。
補足:社会保障改革プログラム法、第2次安倍内閣、2013年12月5日に野党の党の猛反対の中、強行採決!!自公賛成多数で可決されました。(←強行採決はいかん!!反対!!!)

 

そして、“税金!!”
来年2018年4月~消費税~10%に‼とのことですが、貧乏だろうが、大金持ちだろうが買い物すれば同じ税率なのが消費税。
しかーし、税と社会保険料の負担率はなんと!!!貧困な方の方が、お高い!!!
・年収100万以下の税負担 27.6%
・年収100億超だと、24.0%
 (世界でもまれにみる、日本のシステム!!これは不公平でしょ!!!税率を万人に平等って、フツーに考えてもおかしいんじゃないの!!このシステムを作っている国会議員、その議員を選挙で決めているは、私たち国民・・・、泣)
そんな中、いろんな取り組みが始まりましたよ、“税金カフェ”、税理士さんたちによる勉強会。専門家だけあって、鋭い視点。『日本のサラリーマンは、税金を納めている納税者としての実感が薄いのは、源泉徴収制度があるからかもしれない。』(←いくら払ているか知らない人もいるかもね。)
 今のサラリーマンで、コストカットのため給料明細を受け取ってない方がいると聞きました。独身の方など、なおさら知らない人も多いかも。給料が振り込まれていればそれで十分になっているかも。

 みなさん、国債ってご存知ですか?
国債は、政府が発行する借金(の証文)です。
・国が、金融機関、保険会社に売ったものを、国民が買う。
国債は、個人、企業、外国政府、外国人も買っています。
利率はなんと、0.002%!100万預けて、1年後20円の利息。←こんな利率…何のために買うのか?!

 日本はOECDに加盟していますが、この中GDP国内総生産)に占める小学校から大学までに相当する教育機関への公的支出の割合は、加盟国34か国中、最下位の3.2パーセント、。←2014年調査 日経新聞  2017.9.13掲載最上位のデンマーク(6.3%)の半分。デンマークや北欧諸国の教育環境の充実があるのは、子育て世代の政治への積極的な参加があってこそ、ですね。

日本の先生たちは、この34か国中で最も多く働らいていて、一年間の平均就業時間より200時間超!!!先生の労働環境も改善しなくちゃだな・・・。)

 

“はんのうの街のお財布”も他市と比べてみて発見したこと。

 ・衛生費が他市よりちょっと割合が多い、それは新クリーンセンター建設と関連があるからかな?!
・民生費(生活保護費、高齢者、障がい者、児童福祉)の支出が他市より割合が少ない、などなど。
 今年9月のはんのう広報にも、昨年度の収入・支出が掲載されています。

 よって、『こどもたちが生きる社会はこんな感じ?』
・利益を上げるのは、企業だけ
・従業員の給料は上がらない
・子育て、教育は自腹で。介護も家庭でやってね、だって国にはお金ないし。
・家族は支えあわないと‼!っていう自民党改憲草案に!!←第24条・現行憲法のままでないと、改憲したら家庭の負担はママにのしかかる!?

関連談として実際にあった話、
市役所から:『親戚の○○さんのことで』と連絡が。
Aさん:「会ったこともない人、失礼します、ガチャ」と電話を置いたと。
しかし、改憲した場合、この電話を切ったAさんの行動は憲法違反!?なるのでは・・・と。
おちおちしてられないけど、わたしたちにできることは何だろう・・・?
 できることではなく、やらなくっちゃ、ってこと!出番が待ったなしにやってきます!選挙、国民投票、オリンピック
やること満載~~!!

 

女性・こども・パパをとりまく法律、法案がいっぱい。(←ほとんど強行採決で決まっちゃったものばかり・・・、(T_T))
 ・社会保障改革プログラム法(2013年12月 成立)
 医療、介護、年金、子育てへの国からの支出減。
一億総活躍社会(2015年10月、安倍内閣
 女性の就労を促し、税収を増やす。
・希望出生率1.8(2020年半ばまでに)
 目標を2030年から2020年に前倒しした。女性にもっと子供を産んでほしいと、政府要人、市長、教育関係者の相次ぐ発言。←しかしそのための財源は確保できていない
自民党による憲法改正草案:第24条
「家族は互いに助けあわなければならない。」→助け合わず、助けなかったら憲法違反
労働基準法改正法案(2015年4月3日閣議決定
 別名「残業代ゼロ法案」。年収1,075万円以上の高度な知識を使う専門職について残業代の支払い対象から除く。
・家庭教育支援法案(自民党が次の国会に提出が濃厚と予想されている。解散総選挙の後が本当に危うい・・・。)
国が家庭教育支援の基本方針を定め、地域住民に国や自治体への施策への協力を求める。
最初の文案:保護者がこの社会とのかかわりを自覚させ、人格形成を培い、国家と社会の形成者として必要な資質を備えさせる環境を整備する。
テロ等準備罪(政府による名称)←組織的な犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律
2人以上の人間が4年以上の懲役刑に値する犯罪(窃盗、収賄、生涯、詐欺、恐喝、有印私文書偽造)を行うことを話し合って合意し、準備したら、罪になる。「話し合い」準備の定義は警察が決める。
 (法律はわたしたち子育て世代に対して、子どもをジャンジャン生んでください、そして、国の言いなりになるいい子にお母さんは育ててください。でも、国にはお金がないんで、支援はしません、教育費を払うのは親の役目。残業代ゼロにするけど、しっかり働いて、育ててね!といっている・・・。)

 

最後に、しのぶさんからの提案です
・新聞、テレビの情報を鵜呑みにするのはやめましょう。
・でも今世の中で何が起きているか、(できれば紙の)新聞でチェックしよう。「見出し」だけでも。
・まずは選挙権を使ってみない?投票してみる。みんなが参加すれば変化は起こせる!“都議選”がいい例です。アメリカの大統領選挙も。
・みんなができることを毎日少しだけやれば、世の中を変えられる。自分のために、子どものために自分の時間を投資しよう。
・メディアに自分の意見を言おう。不満を言う、そして誉める。

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  以上、他にももっと、たくさんのとってもためになるお話をしてくれたしのぶさん、本当にありがとうございました!!
しかも、テンポよくて痛快で、ちょっと凹む話も笑いに変えちゃうwwww
 街単位で話の内容も、データも変わってくるし、他の市町村の話も自分の街と照らし合わせると、発見があるし、面白いな~って。
 丁寧に、淡々とお話をしてくれるので(←しのぶさんのここもステキ、カッコいい!!)、とっても衝撃的な話であっても、すんなり心と頭に響きました。
 みなさんの街のお財布もぜひ見て欲しいという方、地域の皆さんとお話し会を予定してみてはいかがでしょうか?
3人集まれば、開催可能だそうですよ!

 “お財布カフェ”♪が広がっていくとうれしいです!!

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