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HPVワクチン•子宮頸がん予防ワクチンについて

HPVワクチン•子宮頸がん予防ワクチンについて、飯能市から小学6年生から高校1年生の女子児童生徒に案内が送付されたようで、わが家にも届きました。



私はワクチン接種をする、しないの話の前にもっと取り組むべき課題があると考えます。
2013年の子宮頸がん予防ワクチン接種開始2ヶ月後に接種が中止となりました。
激しい副作用で今も後遺症で苦しんでいて、深刻な状況にある方が全国にいらっしゃいます。
いろいろと懸念しなくてはならないことがここまで続いていることも周知されるべき重要なことと考えています。
そもそも、届いた封書の表書に、"子宮頚がん予防ワクチン"の言葉はありません。
HPVヒトパピローマウイルスと書かれてますが、見た瞬間一体なんのことなのかわからない方もいらっしゃったのでは、と考えます。 
このまま案内を送付した飯能市には考えを改めて頂きたいと思います。情報不足としか思えません。
HPVヒトパピローマウイルスと聞いても、ピンッと来ない方も、子宮頸がん予防ワクチンのことです、といったらすぐ理解し、"そんなの打たない方がいい"と。
『なぜ打たないほうがよいと思うのですか?』と尋ねると、
いろいろあって大変な思いをしている若い子がまだ全国に沢山いるから、と。
一般の方でもそう認識し、問題視しているワクチン接種が始まろうとしています。
国が始めようとしているなら学校で子宮頚がんワクチンを打つ前にどんなワクチンなのかについて、しっかり説明をすることから始めるべきでしょう。
学んだのち、自ら考えた上で接種が必要なのかどうかを検討する。
子どもたちにはまず学校で学ぶ機会が求められています。
女の子たちの身体を守るのは、まずは知ってもらうこと。
そして、自分にとって必要なワクチン接種なのかを選択すること。
ヒトパピローマウイルスに感染するのは、性交渉しない限り感染はしません。パートナーの存在があって、その心配となるのです。
男だからとか、女だからとか関係なく、みんなで学ぶことがとても重要です。
なので接種だけの案内を出してお終いでは困ります。
このような制度を進める前に、まずは今必要性を訴える声が高まっている性教育の取り組みにこそ、しっかり着手していって欲しいと痛感します。
子どもたちに子宮頸がんにならないための予防法や定期検査があることなど、教えることこそ取り組むべきです。
子どもたちに今必要なことは、自分の身体を守るための教育体制を整えることからです。