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福島みずほと語ろう憲法の話

先日の日曜は『福島みずほと語ろう憲法の話』でした。
みずほさんは、弁護士として憲法を武器にたたかう中で、法制度上の差別を一つ一つなくしていきたい、そんな思いもあって国会議員を目指したと。また憲法を使い、憲法を活かし、社会を憲法に基づいて変えていくことができるといいます。
最高裁でも同性婚を認めないことは憲法24条の個人の尊厳に反するため、憲法違反と下しました。同性婚は現行憲法で認めることが憲法で保障されているので、改憲する必要はないのです。
しかし、わたしたちの意図としないことが国会で進んでいます。例えば国鉄、郵政は民営化となり、水道事もある自治体では民営化となりました。他方では民営化を進めているのに岸田政権は、軍需産業の国営化を図ろうとしています。なぜなのか?!とみずほさんは言います。
また、マイナンバーカードの紐づけは29項目に及びますが、今の健康保険証制度を希望する人が多い中、これまで通り使い続けることができるのかについては、昨年6月の通常国会内で、厚生労働委員会において幾度となく質問。与野党の議員もが同じ質問をし、その都度、健康保険証は使い続けることができると厚生労働は、そう答弁してきました。ですがその年の9月、河野デジタル大臣がこれまでの厚労省の答弁を覆しました。G7の中でも、マイナンバーと健康保険証がリンクしている国はどこにもありません。
マイナ保険証は国民の7割以上が反対しているのに。
また、特に興味深いのは、2012年9月に国際人権A規約13条の「留保」の撤回を決定したわけで、高等教育の無償化を推進に日本政府は努めなくてはならないわけですがそうとはなっていない…
ともあれ、みずほさんは、途切れる事なくあっという間の時間でした。
官僚の今と昔の違いなどは興味深かったな。知らない事を知るってやっぱりいいな、と思った次第です。
今回は平和を守る市民ネットワークの皆さんとみずHOPEの方たちからも、会の初めと終わりに憲法や平和、ウクライナとロシア、そして日本のあり方など、考えを色々と伺うことができたことも大変ためになりました。
企画から運営、本当にお疲れ様でした。
みずほと語ろう憲法の話第三弾は、来年2月川越で開催予定です。
今から濃い内容になりそうで期待大です。

みずほさんと日高市議の田中まどかさん