長谷川 じゅんこ ブログ

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広島2日目 吉和の森

広島2日目の午後は吉和の森へ 🍃
今回の2つ目の目的は、森林散策。
これまでも阿須山中の環境問題についてご助言をしてくださる、広島フィールドミュージアム金井塚務さんにお願いをして、活動されているフィールドに案内していただきました。
そこは、数十年前に森林破壊の大規模林道の計画が持ち上がった場所。
反対運動の中心となって動いたのが、金井塚さんや市民のみなさんたち。
計画は粘り強いたたかいの末、中止となったそうです。
今回はその計画予定地となった細見谷渓畔林へ行ってみたいな…、と考えていました。でもそこまでは、いろんな意味で行くことが難しいとのことで、手前の周辺の森の散策へ行くこととなりました。
林道を進むとツキノワグマのフン。つかさず「ニオイをかいでみて」、というので、一瞬ひるみましたが、近づいてみたところ、割と鼻にこない優しい香り。なんとなくフルーティーでさわやかな感じです。
クマのフンには、クマノミズキの粒々が沢山詰まっていました。
この近くで生息しているのだなと、その存在を感じることができました。
日本に渓畔林というものがどれだけあるのかわかりませんが、その場所はきっと生命を宿すものにとって、とても貴重でこの先も変わらず大切な場所なのだと思います。
わたしも守っていきたいし、これまでも守るための活動をされてきた方たちに心より感謝したいと思います。
改めて思うのは、森や川や自然は、私たちの心や精神を癒してくれるということ。
かけがえのない場所をこれからも大事にしていきたい。
この日は、カープの最後の試合にもかかわらず、ご案内してくださって、本当にありがとうございました。
いつの日か、またこの森を訪れる日が来ますように。
そして広島探求の旅はまだ続いたのでした。

なぜツキノワグマはここでするのか?わけは、しやすいからとのこと。なるほどー、納得。

ハイイヌガヤの実

この大きさのものを見るのは初めて。

沢の流れが心地よい